2012年 09月 14日
フランス映画 『最強のふたり』
今年はスタッフのパリ研修ラッシュ。そんな中観て来た映画がフランス映画だったのも必然・・・?
フランス映画じゃなかったらこんなに観たいと思わなかったかもしれません。
単館系の小粒映画ながら満足度が高いと評判だった 『最強のふたり』
自分史上、ヒューマンドラマ歴代№1★☆★ になりました。
友情物語なのですが、なんというんでしょう、実に洒落ているのです。
感動作と言われていますが、やり過ぎ感動演出はまったくなし。
アッツイ友情をふたりが大いに語るでもなく、お互いエンリョなしに語り合う日常の中で
思わず爆笑したり一緒に音楽を聴いたり。ふたりの笑い合う顔がサイコウなんです。
でも、「ほのぼの~~」という感じでもなくて、障がい者・健常者という言葉もさらっと飛び交い、
下ネタもエンリョなし。実は結構エグい会話なのに、お互いガハハと笑っているんだから
フランスってなんだか不思議な国だ(笑)
事故に遭い介護が必要なお金持ちは、特にカワイソウとか偏屈おじさんに描かれていないし、
移民の黒人青年はひどいゴロつきにも、改心して献身的に介護するイイ人にも描かれていません。
よくある、「始めはぶつかり合い、だんだんと変わって来て・・・」という友情物語とは違います。
なんだろう、この「さらっと」感・・・!
しゃれとるーーーー!(笑)
なのに、気が付くと泣き笑いみたいになっていました。悲しいシーンなんてないのに。
ふたりのガハハと笑う顔を観ていると、胸がきゅーーーーーんとなって。
と・・・・っっても素敵な映画!音楽もイイ ♪♪♪
俳優さんふたりがたまらなく魅力的。(悪者が出て来ません。そばに居る人たちもみんな魅力的)
上映期間もそろそろ終わってしまいそうですし、上映映画館も少ないですが、
ぜひ!ご覧になってみてください (名古屋市内だと、伏見ミリオン座と港区のTOHO)
観終わったそばから、もうまた観たいです。
もしかしたらまた行っちゃうかも。ブフフ
男同士の友情というと 2008年の 『最高の人生の見つけ方』 を思い出しました。
これも好きだったな。
共通するシーンがいくつかあります。
車とかスカイダイビングとかふたりだけで飛行機に乗るところとか・・・☆
ワクワクしますヨ。
あ、ちょっとネタバレでしたでしょうか、失礼しましたっ
by ten060406
| 2012-09-14 17:44
| あれこれコラム:from TEN